ここ最近は暇を見つければずっとこの「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」を
読んでいました。
とにかく面白い!
作者スティーグ・ラーソンの生まれた地でもあるスウェーデンを舞台に
描かれた小説で、最初は土地勘もないし、登場する人物の名前もなじみのない
名ばかりで読みにくかったんですが、登場人物ひとりひとりの描写があり、
いつのまにか自然と小説の世界の中に引き込まれていきました。
作者自身元々ジャーナリストだったらしく、主人公の編集者としての描写が
とても細かくされています。
また、反人種差別主義者としても有名で、小説の中にはそういった
差別の問題がところどころ盛り込まれており、主人公の男の方のミカエルは
より女性的な直感力で謎を解いていき、女の方のリスベットはより男性っぽく
とにかく行動を起こして解決への道を切り開くように書かれおり、そこには
作者の反男女差別の意味合いも含まれているんではなかろうか、という
推測も目にしました。
この本を書いた作者のスティーグ・ラーソンはこのミレニアムの最初の話、
「ドラゴン・タトゥーの女」が発売される前に、既に心臓発作で亡くなって
おり、ミレニアムシリーズは3部目の「眠れる女と狂卓の騎士」で終わって
おります。本当はこのシリーズはもっと続くはずだった、とのことで、
それは非常に残念です。
本当はすぐにでも「ミレニアム2 火と戯れる女」を読みたいところなのですが
今は先にやらなければならないことがあるため、しばらく内はお預け・・・
早く片付けてミレニアムの世界に戻りたい!!
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